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kickstartを使ったインストールの自動化

さて、前回の続きですが、RedHat系Linuxではkickstartという仕組みを利用してOSインストールの自動化を行うことが出来ます。kickstartの詳しい内容につきましてはこちらにある公式ドキュメントをご参照願います。下記参考サイトにも挙げてあります。

参考にしたサイト

前回同様大変参考になりました。

kickstartファイルの作り方

kickstartファイルは公式マニュアルを参照して作成したり、Web上にあるなんらかのサンプルを利用することも出来ますが、今回はPXEサーバにあるanaconda-ks.cfgを流用します。
RedHat系Linuxをインストールすると /root にanaconda-ks.cfg というファイルが作成されます。前回使用したPXEサーバのanaconda-ks.cfgは次のようになっています。

# Kickstart file automatically generated by anaconda.

install
cdrom
lang ja_JP.UTF-8
keyboard jp106
network --device eth0 --bootproto static --ip 192.168.11.5 --netmask 255.255.255.0 --gateway 192.168.11.1 --nameserver 192.168.11.1 --hostname hoge.centos.com
rootpw --iscrypted *****************************
firewall --enabled --port=22:tcp
authconfig --enableshadow --enablemd5
selinux --enforcing
timezone Asia/Tokyo
bootloader --location=mbr --driveorder=sda
# The following is the partition information you requested
# Note that any partitions you deleted are not expressed
# here so unless you clear all partitions first, this is
# not guaranteed to work
#clearpart --all --drives=sda
#part /boot --fstype ext3 --size=100 --ondisk=sda
#part pv.2 --size=0 --grow --ondisk=sda
#volgroup VolGroup00 --pesize=32768 pv.2
#logvol / --fstype ext3 --name=LogVol00 --vgname=VolGroup00 --size=1024 --grow
#logvol swap --fstype swap --name=LogVol01 --vgname=VolGroup00 --size=512 --grow --maxsize=1024

%packages
@japanese-support
@core
@base
@printing
@development-tools
device-mapper-multipath
imake
-sysreport

anaconda-ks.cfgの修正

まず、anaconda-ks.cfgを /var/ftp にコピーし、kickstart-centos.cfgという名前に変更します。所有者、パーミッションは環境に合わせ変更して下さい。

# cp /root/anaconda-ks.cfg /var/ftp/kickstart-centos.cfg

次にkickstart-centos.cfgを今回セッティングするサーバ用に数ヶ所修正します。私は主に次の3箇所を修正します。
まずインストールメディアの指定を変更します。2行目の「cdrom」を下記のように変更します。

url --url ftp://192.168.11.5//centos

今回は前回のPXEサーバのネットワーク環境をそのまま流用しますので、FTPでインストールメディアを提供します。

次に5行目のネットワークの設定を行います。これはセッティングするサーバに与えるIPアドレス等、各々の環境に合わせて設定します。
次に6行目のrootパスワード(rootpw)を設定します。rootpwで設定するパスワードは平文でも記述出来ますが、暗号化したパスワードを記述することも可能です。暗号化したパスワードはiscryptedオプションを付与することによって有効になります。
パスワードの暗号化ですが、anaconda-ks.cfgを参照しているサーバと同じパスワードを使用するならば、同じもので構いませんが、違うパスワードを使用したい場合はパスワードを暗号化する必要があります。パスワードの作成はこちらのサイトを参考にさせて頂きました。

# openssl passwd -1
Password:
Verifying - Password:
$1$V.6Zs850$zNvg6orrkhnJ00Nmt5xQd0

“$1$”で始まる文字列が暗号化されたパスワードになります。作成されたパスワードをコピー・ペーストして下さい。

kickstartファイルの設置

このようにして作成したkickstartファイルは、前回使用した /tftpboot/pxelinux.cfg/defaultファイルに指定します。前回作成したdefaultファイルを下記の様に修正します。


default centos

label centos
kernel vmlinuz
append load initrd=initrd.img ksdevice=eth0 ks=ftp://192.168.11.5/kickstart-centos.cfg devfs=nomount

ここまで出来れば、あとは前回同様にPXEサーバの必要なサービスの起動、DVDイメージのマウントを行い、クライアントPCを起動させて下さい。うまくいけばインストールがスタートし、RESTARTのメッセージが表示されるところまで自動的に進むと思います。
また、kickstartでは、%postという指定でインストール後にユーザー追加などのコマンドを記述することが出来ます。今回は取り急ぎセットアップしただけですが、時間があればもう少し調べてみたいと思います。


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